雑記的にいろんなトピックを書いたりメモしたりするンゴね
- クソどうでもいい仕事
ルドガー・ブレグマンの「隷属なき道」を読んでいる。Humankindに続いて2冊めで、前著になる。だいたい彼の言いたいことがわかってきたのでするする進んでおり、もうそろそろ終わりそう。紹介されている数々の文献のなかでとくによさそうだったのはデヴィット・グレーバーの「クソどうでもいい仕事」だった。
ニューヨークのゴミ収集係りの人間がボイコットすると、6日ほどで街は機能不全に陥る。そのいっぽう、アイルランドの銀行家たちがストライキしても、およそ半年間、おおよその問題がなく日常が進んでいく(市民たちは小切手を自分たちで作れるし、アイルランドの誇るパブ文化はだれが信頼に値する人間かどうか把握しているからだ)。
資本主義社会の問題は、どうでもいい仕事だからといって賃金が安いとは限らないことだ。自戒でもあるけど、就活する大学生はCSRというものが飾りなのかどうか、よく考えたほうがいいのだと思う。
以下は隷属なき道の好きな一説。
〝長引く失業が幸福度に与える衝撃は、愛する人を亡くしたり離婚したりするより大きいことを、心理学者は証明している。時間が経てば傷は癒えるが、失業は別だ。脇に追いやられる時間が長いほど、孤立感は高まる。〟
- アラブ文学
ふと中東戦争にかんする小説が読みたいなと思った。去年K・フォレットの小説を通して、WW1~WW2~冷戦を物語として読んだときの感覚がよかったので。できればフォレットにスエズ戦争を書いてほしいけどまあ無茶は言えない。でも書いて(おい
岡真理先生のアラブ、祈りとしての文学の新装版が出ていらっしゃった。8年も前に。
オリエンタルといえば不勉強極まっており、エドワード・サイードは積んであります。まだ真後ろにある。ぼくのなかの2大心蝕み積読はサイードとボラーニョだ。
- ウマムスメ
しばらく放っておいたんだけどアップデートきたからいじった。気持ち的にエンジョイ勢だからそこまで触れていないけど、これ新シナリオが明確にグラライと比べて強いのって進化スキルくらいじゃないのか? まあ、対人戦だとそこが肝心なのかもしれないけど。
ウマの設定はもとより興味があって、とくに三女神像はどんなものかと期待していたらたいしたことがなかったので少し残念。絶対に紀元前が舞台でトレーナーはナザレのイエル(明示されていないが示唆されている)だと思ったのに。
昨晩は人とターボ師匠の育成をしていた。よかった。
- 英語のオンライン講座
自分の曖昧な文法知識にとんと嫌気がさしたので、ぼくに英語を教えてくれた著名な先生が開講しているオンライン講座を受講することにした。月あたり720円なのでとてもリーズナブル、というか価格破壊だと思う。おおよそ200動画もある。しかも1本あたり長い。がんばって1日2本みて2カ月弱ほどで解決しようと思う。
カポーティを読んでいて、自分の英語的な想像力の悪さに辟易してきた。まあ、これまでもたいして努力していなかったからしょうがないんだけど、それにしたってもう少しすらすら読めていいような気がしてくる。自分にたいして少しだけ甘いようなことを言うなら、カポーティは本当にしゃれた言い回しをする、有り体にいえば難しい作家なのだろうとは思う。今やフォーマルとされる文法がたびたび出てくるのは、日本でたとえるならわかりやすめの明治文学を嗜んでいるかのような、ちょっとした心地よさがあるけど、でもやっぱりむずかしい。吐きそう。だが食らいついていく
- 音楽
今季のアニメをなんだかんだけっこうみている。オンライン上で人と一緒にいるとどうしてもね、ウォチパがはかどるよね。
気に入った音楽がいくつかあった。
そういえば最近はSMAPを聴きたい気分になることが多いんだけど、Sportifyになくて困る。
- 映画
映画強化月間という名のいろいろと溜まっていたタイトルを消化する月間がはじまったはずだったんだけどはじまらなかった(?)。日曜に人と一本見るやつもなんか止まった。再開したい。
マーベル映画を文句いいながらみている。フェーズ4は本当にひどい。ブラックパンサー2ひどい、ブラックウィドウひどい、ソー4おもてたんと違う、ロキ気が狂う、等々とダメージを受けているなか見に行ったアントマン3は悪くなかった。でもワンダ関係が良すぎたからそれと比べてしまってやっぱりうーんとなる。
GotG3は当然みにいくけど、ギャラクシーもこれで最後だと思うと二の足を踏む。
みようみようと思ってみていない映画、アクトオブキリング。さすがにみろよ。
- 乖離性
とある好きなクリエイターが自作の漫画活動をやめてしまった。自分の描いてきたギャグ漫画が心の底からつまらなく感じて、これに笑う人々のことも信頼できなくなって、意欲的でなくなっているらしい。ぼくは支持しようと思った。とにかく意思表明の文章がすさまじくよかった。おもしろい人間は言語野が優れているので、同時にいい文章を書くものだ。
ある種の頭のいい人間が、周囲のレベルの低さに消沈してしまう構図をみるのは物悲しい。ただ、当人が越えなければならない問題なのだと思う。図抜けて頭がよかったり、センスがあったり、創作に長けている人間は、それらのいずれもない人間とは分かり合えないだろうけど、なにかを作るという行為の原初的な動機は他者のためであるはずなので、その命題を忘れずにがんばってほしいなと思う。
ちなみにこれからはAIで創出していくらしい。さもありなんと思う。