へたな小説を読むとほんとうにいやになる。ひとに変なものを読ませないでほしい。
これはまたいつかまとめるけど、たとえば地獄の王であるキャラクターが存在するとして、そのときにどのように彼が地獄の王であるのかを説明するときに使う言葉は「彼は地獄の王である」じゃないんだよな。
むしろ唯一使ってはいけない言葉が「彼は地獄の王である」なんだよ。作家はそれ以外の言葉を使って彼が地獄の王であることを説明しなければならない。これがわかっていないものを読むとほんとうに具合が悪くなる。こんな簡単な理屈の話だっていうのになんでわからないんだ? もしも地獄の王がいることを読者に信じこませたいときに「こいつは地獄の王だよ」って書いていいんだったら作家の役割なんかないだろ。
人生でいちばんムカつくのがへたなものを読まされたときだな……
ムカつくので寝ます。