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帰還

 また日を置いてしまった。軽井沢旅行からも戻っています。とてもおもしろかった。ものすごく手の込んだTRPG旅行で、われわれはみごとバッドエンド、ぼくもいちど死亡してスワンプマンとして蘇るハメとなりました。なので今のぼくは以前とは別の個体ということになっています。記憶と感性だけ引き継いだ泥男よ。

 軽井沢、小学生のころの林間学校とか大学時代のゼミ合宿のほかに行ったことがなくて、プライベートの療養で行くとこんな感じなんだなと新たな側面を知ったつもりになれた。軽井沢大橋からの眺めなどは絶景で、すなおに感動できた。知り合いの別荘があるのでまた行こうと思えば週末にでも行けるとのことであり、残暑に苦しむような時期にふたたび逃避行するかもしれない。

 体調が芳しくなくて、マレーシアから帰国してこっち、2週間ほど咳が止まらない。おなかもくだしがちなのでコロナか?と思い検査キットを使ってみたところ、陰性だった。発熱もしていないので、少々ふしぎな症状ではある。

 でも運動はしている。しかもかなり高負荷の有酸素運動を。運動するとおなかが減り、おなかが減っているときに食べすぎると食後はものすごくぼんやりするので、今はぼんやりしている。寒くなるまで集中して高負荷運動をやりたいなと思ってはいる。

 新刊の発売が近づいており、がんばって宣伝している。なにかと大変な作業だったけど、うまく終わりそうだ。小説はまた読みたいシーズンに入っている。それも娯楽寄りではなく文学寄り。で、今はチママンデ・アディーチェの小説を読んでいる。非常におもしろい。ものすごく文章がよい。ゆっくり読もうと思う。

 アフリカ文学もいいが、アラブ文学、ラテンアメリカ文学、コリア文学などにも興味があり、30代の読書はそのへんの若い時分にスルーしてきたあたりを摘まんでいこうかと思っている。やはり大河的な小説が好きになっていて、300ページくらいでさくっと終わる日本の娯楽小説は向かなくなったな、と自覚させられる。たぶん小説の時間感覚が合わなくなっているのだろう。