lokanikki

kokoha tekitou kousin blog jayo

はちばい

 発売された。

 きれいな本だ。きれいな本は嬉しい。というかきれいな物体が嬉しい。

 宣伝は可能なかぎりがんばってゆく。

 毎回、小説を書くときは、ぼくが永劫かかわることのないだれかさんに向けて書いている。たぶんそのひとにとっていちばんよいものであると思う。

 ぼくが書くことによって本当に意図していた部分、自分がここだと思う部分を理解されることはほとんどないのだと思うし、それでいいのだと思う。今回はとくにこれまで以上にそういう性質が強い一本になったけど、そういう意味では内容の方向性に後悔はない。

 ただし小説というのは奇妙なもので、書き終わるとつねに不満が残るものだ。次があるときはもっとうまくできたらよい。