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kokoha tekitou kousin blog jayo

本やばい?

 これぼくの気のせいじゃないと思うんだけど、娯楽小説全体の景気とか動員の落ち込み具合がいよいよエグくないか?ぼくがデビューした4年前の時点でやばいな…ゴクリという感じではあったんだけど、ここ1年は輪をかけてひどくなった気がする。全体のアベレージがめっちゃくちゃ下がっている。自分のやつというか、人のやつを見ていてそう思う(ぼくのやつは2年ぶりのシリーズ新刊なのでほかのどんな一般論も基本的に適用できないと思う)。

 たとえば数字でいうなら読書メーターの登録数とか。全体平均のダダ下がりがすごくない?と思う

 3年前だったらもうちょっと話題になってハネていたんじゃないかなって新作が全然浮かばない。最低限これくらいの活力があれば、これくらいのものを出したときにこれくらいいけます、という最低エンジンの底を割った感がある。火種として機能できるだけの炉の力がないというか。こうなるともう個人が商業的に努力するとかそういう話でもなくないか…?といよいよ思う。

 やっぱ景気ってこわくて、うわぁ悪いなァと思えるくらいの時期ってまだマシだったんだろうな。今はもう悪いなあとすら思えないというのが正直な所感。

 ただ小説そのものが悪いという風にはそんなに思っていなくて、web媒体だと人気なやつはかなり人が集まっているから、やはり間口からして有料スタートの書籍が形態としてあまりにも弱いだけかなと思う。1巻だけ出て売り上げが悪かったら続きが出ないって、もはや打ち切りが決まってから形だけでも終わらせることさえも許されていないわけで、それは底が抜けているとしか言いようがないのではないかと思う。