lokanikki

kokoha tekitou kousin blog jayo

だるし

 遅めの夏バテを感じている。まあ遅めって言っても毎日暑いしありうることなんだけど。だるいな~と言いながら運動しているからそのせいかもしれない。

 肺炎っぽい現象はおおよそ治った。だいたい2週間くらい苦しんでいたけど自然治癒したらしい。もしくは逆流性食道炎も咳を誘発するらしいからそっちかも。逆流性食道炎はもう何年も付き合っていて、それこそ運動をするたびに胸焼けがひどいから最悪。

 最近のネットニュース。

 エロ漫画家の石恵さんの絵を学習させた生成AIが中華系ゲームのビビッドアーミーの広告に使われていた件について、先生が心痛を感じると同時に訴訟手段に出ようとしているという話。

 いざ自分が作家になってからというもの、ぼくはずっと文化産業全般について考えてきたんだけど、あらゆる文化的な産物が資本主義のなかで消費されていく流れはだれも糾弾しないし(というかそれで飯食ってるからできないし)、このまま最悪なかたちで行くところまで行くしかないんだろうな~と思っていた矢先に生成AIという具体例が飛び出てきている。

 資本家にとって生成AIというのは完璧な存在だ。初期費用を投じれば大したランニングコストもなく一定のクオリティの文化的な産物が生成される。粗悪なものでいいのなら、そもそも初期費用さえかからない。資本主義においては、最終的にその行為が利益となるのだったら、法に反さないあらゆる経済活動が正当化されてしまうので、この法規制問題さえ突破できるのならいよいよ歯止めがきかなくなる。

 そしてもちろん法整備にはめちゃくちゃに時間がかかる。そして法整備する体制側の人間が正しい結論をくだせるともかぎらないし、資本家とはズッブズブの関係である。

 というわけでつねに大衆という監視者側ががんばらなければならないのだが、日本においては参政権を持つ人間の権利意識が極めて稀薄であるので、こうした問題が起きてもスルーされがちである。

 目の前の早急な問題以外にも、長い目でみたら間違いなくドデカいといえる問題はたくさんあって、生成AIによるクリエイター領域の浸食は現状その筆頭だと思うんだけど、これだけ火種があきらかでありながらもそこまで騒がれていないので、やはり行くところまで行くしかないのかもしれないなと思っている。