最近買ったもの。
ネスプレッソのコーヒーメーカー。ドリップで淹れるタイプのマシンの調子が悪くなってきてしまったので買った。もともと姉貴の家に遊びに行くときにこれで淹れてもらっていたから味は知っているつもりだった。抽出して淹れるタイプで、しかも一杯あたり高いけど、ラクだしけっこうおいしいな……と思ってこれまで10杯くらい飲んできたところ、やっぱりなんか違うなとも感じてきた。
油膜が張るのだが、その脂があまり舌触りのいいものではない。コクが出ているかどうかはコーヒーの種類によって変わるように思う。イタリアーノは濃さでとにかくごまかせていてよかった。
あまり日常的にたくさん飲むのに適しているタイプではないかもなと思った。
そもそもコーヒーはあまりたくさん飲むべきじゃないんだけど。
べつの話題。
先日SNSでバズったこのエントリー。
数字の出し方が恣意的だという指摘をしていたユーチューバーも数字の見方を間違えていたため、なんだか真実が錯綜しているが、ぼく個人としては指摘の差し込み方は嫌いではない。というより、こういう怒りを覚えるひとがいるのは当たり前だと思う。
そしてぼくもかねてより青い鳥文庫などの児童文学には注目している。正直、CSRという側面で娯楽作家の活動を見るなら、現状のライトノベルは児童文学に遠く及ばないのは事実だ。
ぼくは自分のデビューが決まったとき、親族には「児童文学の賞みたいなものだよ」と説明していたし、実際に読者の多くは中学生になるだろうとぼんやり考えていたが、業界の実態としてそうではなかったと判明したときはかなり悲しかった。今でも同じ懊悩の陰はある。
自分が読ませたい対象が自分の小説を読むことは、少なくともシステム的には存在していないと思う。ぼくがこのさきラノベ畑でなにを発表しようとも、大半の読者は中年となるだろう。ただ、それでもぼくは中高生のためだけに書いているつもりだし、今後もそのスタンスは変わらないと思っている。
児童文学にかんしては手をつけてみたこともある。ぼくが楽しみながら小学生もおもしろがれるという、ベン図のかなり微妙な重複の部分を探すのは大変だ。でも不可能ではないかもしれない。そのときは一本だけ書いたけど、もう一本べつの話が書けるなら挑戦していいと思う。
ぼくは自分が思っている以上にCSRとしての側面を重視するようなので、自分の所属している業界・団体の実態というものはどうしても気になってしまう。
少年ジャンプが衰退したのは客の年齢層があがり、自然とおとなの意見が反映されるようになったからだと思っている。ラノベにも同じ問題が言える。
ちなみに上のエントリー、ラノベとひとくくりに言っても大判本のほうががんばっているだけで、文庫のほうはすでに死んでいるという見方にはおおむね賛成している。まあゆるめに見積もっても死んでいるとは思う。