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kokoha tekitou kousin blog jayo

くりすます

 1歳半になる少年(意外とこれくらいの年になると赤ちゃんというよりも少年である)と遊んでいた。人見知りしない子なのだが、いちど抱っこして遊ぶと、そのあとことあるごとにやってきて抱っこをねだってきた。

 無垢な瞳である。

 ひとが遺伝子だけで決まるということはないと思うが、少なくとも育ってきた環境、とくに自我が芽生えるまえの環境というものが、逃れられない影響力を持つような気がしている。いわゆる「愛されて」育ってきた人間が持つ特有の素朴さ、純真さというものがあって、それによって当然のように人を信頼して育つようになる、そうした素養がこの時期に強く培われているように思う。

 そう考えるとすべてがプログラムのようにも思えてくる。

 おそらく、賢く、優しい人間に育つのだろうと思うが、人間のそうした部分は果たして生来のものになるのだろうか? ちなみに、この子は生後6か月の時点で整理整頓が好きだった。ものを整列させて並べるのがずっと好きだ。そうした性質は生来だろうと思う。